千葉大学大学院社会科学研究院 / 法科大学院

西貝吉晃教授

刑法学の立場から、サイバーセキュリティ・サイバー犯罪などの情報通信技術（ICT）と関係の深い領域の研究を行っています。日々新しい技術が産まれるICTに関しては、新たな犯罪手法も開発されますので、それに刑法的に対応するための方策を研究しています。同時に、刑法的な規制が強すぎると技術開発が委縮する可能性がありますので、技術と法律の双方がうまく進化していくような均衡点を発見すべく、研究を行っています。

最近関心を持っているテーマ:
技術と法、情報刑法、サイバー犯罪、知的財産法（著作権法や不正競争防止法等）と刑法、AIと法、メタバースと法、刑法における名誉の保護、刑事立法学
研究 / 人生におけるモットー:
工学出身の、法学に魅せられた者として、社会に役に立つ法律論を作ることにやりがいを感じています。法律さらには法解釈も、人の手によって作られますから、工学と法学との間には相当程度の類似性があると考えています。
趣味 / 休日の過ごし方など:
麻婆豆腐を作る。

名前: 西貝吉晃 / ニシガイヨシアキ研究者情報

部署: 千葉大学大学院社会科学研究院 / 法科大学院

職名: 教授

キーワード: サイバーセキュリティ、刑法、著作権法、法情報学、AIと法、情報法、経済刑法、不正競争防止法 (営業秘密の侵害など)

関連ウェブサイト: 千葉大学大学院社会科学研究院・法政経学部

所属学会情報

人工知能学会
サイバーセキュリティ法制学会
法とコンピューター学会
日本工業所有権法学会
著作権法学会
日本刑法学会
情報ネットワーク法学会

報道出演関連 ・掲載一覧 ／その他

【メディア出演など】
＜新聞＞

2024年7月6日読売新聞朝刊『［論点スペシャル］能動的サイバー防御』

＜雑誌＞

2024年9月 NII Today 第103号「特集競争より協創産官学連携による共同研究の現在」『人工知能法学とLLM』

＜web記事＞

- 2022年3月8日弁護士ドットコムニュース『コインハイブ事件、最高裁判決後もなお残るあいまいさ　西貝吉晃准教授に聞く』

＜プレスリリース＞

【受賞歴】

2022年奨励賞電気通信普及財団
2019年全国大会優秀賞人工知能学会
2018年優秀若手研究賞最優秀賞デジタル・フォレンジック研究会
2009年優秀リサーチペーパー賞東京大学法科大学院

【委員歴】

2020年–現在 The Global Partnership on Artificial Intelligence (GPAI) An observer of the working group on innovation and commercialization
2020年–現在情報ネットワーク法学会情報ネットワークローレビュー編集委員
2020年–現在 JURISIN, Steering Committee 委員
2019年–現在経済産業省サイバーセキュリティ研究会委員
2020–2024年情報ネットワーク理事
2020–2021年 14th IFIP TC9 Human Choice and Computers Conference プログラム委員
2020–2021年令和２年度サイバー・フィジカル・セキュリティ対策促進事業委員
2020年 International Workshop on “Applications of AI to Forensics” Program Committee Members
2019–2020年令和元年度サイバー・フィジカル・セキュリティ対策促進事業委員
2016–2019年公益社団法人日本文書情報マネジメント協会学識者委員

【書籍】

西貝吉晃著「営業秘密侵害罪の研究・序説」佐伯仁志、大澤裕、髙山佳奈子、橋爪隆編『山口厚先生古稀祝賀論文集』有斐閣 2023
西貝吉晃著「第4部第13章データ法・総論」指宿信、板倉陽一郎編『越境するデータと法 : サイバー捜査と個人情報保護を考える』法律文化社 2023
西貝吉晃著「論争刑法―サイバー刑法―：渡邊教授による批判に応えて」佐伯仁志、高橋則夫、只木誠、松宮孝明編『刑事法の理論と実務5』成文堂 2023
西貝吉晃著「共犯⑦ 25 共犯と身分」成瀬幸典、安田拓人編『判例トレーニング刑法総論』信山社 2023
西貝吉晃著「第３部第7章コネクティッドカーシステムに対するサイバー攻撃と犯罪」石井徹哉編著『AI・ロボットと刑法』成文堂 2022
西貝吉晃、狩野芳伸、本村陽一、髙岡昂太、高橋和子、太田勝造著、佐藤健、新田克己編著『人工知能と法律』近代科学社2022
西貝吉晃著「第5章名誉毀損罪における真実性の錯誤」松原芳博編『続・刑法の判例(各論)』成文堂 2022
西貝吉晃著「サイバーセキュリティと刑法―サイバー犯罪対策規定の解釈論と刑事立法学―」佐伯仁志、高橋則夫、只木誠、松宮孝明編『刑事法の理論と実務④』成文堂 2022
荒木泰貴、遠藤聡太、蔦大輔、津田麻紀子著、西貝吉晃、鎮目征樹、北條孝佳編『情報刑法I サイバーセキュリティ関連犯罪』弘文堂 2022
西貝吉晃他共著「第６章外国法制: サイバー・フィジカル・システムに対するサイバー攻撃と刑法的対応ーコネクティッドカーの事例を参考に」櫻庭信之、行川雄一郎、北條孝佳編著『法律実務のためのデジタル・フォレンジックとサイバーセキュリティ』商事法務 2021
西貝吉晃著『サイバーセキュリティと刑法 : 無権限アクセス罪を中心に』有斐閣 2020
笠原毅彦、佐藤健、西貝吉晃、新田克己、福澤一吉、太田勝造編『AI時代の法学入門-学際的アプローチ』弘文堂 2020
西貝吉晃著「第Ⅱ編第9章風俗に対する罪」沼野輝彦、設楽裕文編『Next教科書シリーズ刑法各論』弘文堂 2017

西貝 吉晃 教授

西貝吉晃教授