千葉大学 国際高等研究基幹 / 大学院医学研究院 / 災害治療学研究所
ゲノムは生命の設計図です。設計図の「どの部分が読まれるか」は細胞毎に違っていて、メチル基CH3-というたった4原子の付加、脱付加が重要な役割を担います。 この仕組みをエピゲノム修飾と呼び、次世代シークエンス解析により研究が大きく発展しました。メチル基によるエピゲノム修飾は、(1)ヒストンのメチル化、(2)DNAシトシンのメチル化の二種類に大別できます。
私はこれまでの研究で、ポリコーム群・トライソラックス群複合体によるヒストンのメチル化修飾が、免疫応答特にT細胞免疫記憶に重要であることを明らかにしました。 また最近の国際共同研究で、シトシンのメチル基を酸化するTET酵素が、炎症や腫瘍の発生を抑制することを見出しました。 近年注目されている「加齢によるエピゲノム異常と免疫疾患との関連」に焦点を当てながら、物理、化学、数学を駆使して、生命の謎に迫り最終的には疾患を制御することを目標に研究を進めています。
最近関心を持っているテーマ;
「イムノ-エイジングの本質はエピゲノム-エイジングである」という仮説に基づき研究を遂行中
研究 / 人生におけるモットー: 研究のモットーは楽しむこと。
人生のモットーは、「為せば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり」。第九代米沢藩・上杉鷹山公の言葉です(米沢市は小野寺の出生地)。
趣味 / 休日の過ごし方など: 読書、野球観戦、昆虫採集
【メディア出演】
<web記事>
<プレスリリース>
【受賞】
【委員歴】
【書籍】