千葉大学大学院薬学研究院

上原知也教授

放射性薬品とは放射性核種を含む薬剤のことであり、組織透過性の高い放射線を出す放射性核種であれば診断に、細胞傷害性のある放射線を出す放射性核種であれば治療に用いることができます。これらの放射性核種を適切に標的とする組織に送達する技術の研究から、放射性薬品の開発を目指しています。

最近関心を持っているテーマ：
・診断と治療を一体化できる放射性医薬品の開発
・放射性金属錯体を用いた薬剤の開発
・α線の効率的な検出
研究 / 人生におけるモットー: とりあえずやってみる
趣味 / 休日の過ごし方など: ボウリング

名前: 上原知也 / ウエハラトモヤ研究者情報

部署: 千葉大学大学院薬学研究院

職名: 教授

キーワード: SPECT、核医学治療薬剤、核医学治療、腎臓、PET、治療効果判定、放射性医薬品、内用放射線治療、ラジオセラノスティクス

関連ウェブサイト: 千葉大学薬学部・薬学研究院分子画像薬品学研究室

所属学会情報

日本核医学会
日本薬学会
日本分子イメージング学会
米国核医学・分子イメージング学会

報道出演関連 ・掲載一覧 ／その他

【メディア出演など】
＜新聞＞

2016年7月13日日経産業新聞『がんの造影、腎臓負担軽く、酵素で放射性物質分離、千葉大、治療に活用期待』

＜web記事＞

2023年11月20日がんプラス『がん病巣に放射性医薬品を集積させつつ健常組織での薬の停滞時間を短縮させる新技術を開発』
2023年10月17日 Tii生命科学『健常組織を守りつつがん病巣に的確に放射性医薬品を集中させる新手法を開発』
2023年10月17日日経バイオテク『国立がん研究センター、健常組織を守りつつがん病巣に的確に放射性医薬品を集中させる新手法を開発』
2022年2月4日日経メディカルオンライン『シリーズ◎放射線治療のパラダイムシフト α線内用療法薬の体内動態が見える日が来る』
2021年11月2日 QLifePro 『生体内で安全に、安定して機能する「アスタチン-211 標識法」を開発―千葉大ほか』
2021年10月29日日経バイオテク『千葉大、生体内で安定して機能するアスタチン-211 標識法を開発より有効で安全な核医学治療への応用に期待』

＜プレスリリース＞

- 2023年10月『健常組織を守りつつがん病巣に的確に放射性医薬品を集中させる新手法を開発』
- 2023年9月 “Novel Molecular Design for Enhanced Efficacy and Safety in Radiotheranostics”
- 2021年10月『生体内で安定して機能するアスタチン-211 標識法を開発』

【受賞歴】

- - 2007年第４回日本核医学界研究奨励賞日本核医学界

【委員歴】

- - 2022年-現在日本アイソトープ協会医学・薬学部会放射性医薬品専門委員会委員
  - 2020年-現在標的アイソトープ治療線量評価研究会監事
  - 2018年-現在量子科学技術研究開発機構　臨床研究審査委員会委員
  - 2017年-現在日本核医学会分科会放射性医薬品科学研究会運営委員
  - 2016年-現在日本アイソトープ協会医学・薬学部会放射性医薬品安全性専門委員会委員
  - 2015年-現在放射線施設等協議会常議員
  - 2023-2024年日本薬学会関東支部会代議員
  - 2020-2024年日本核医学会編集委員会委員
  - 2020-2024年日本分子イメージング学会理事
  - 2020-2024年日本分子イメージング学会理事
  - 2020-2022年日本核医学会理事

【書籍】

- - 上原　知也著「第6章標識化合物」佐治英郎、向高弘、月本光俊編『新放射化学・放射性医薬品学』南江堂 2024
  - 上原　知也著「第4章電磁波の性質と分光分析法」新スタ薬シリーズ編集委員会編、宮一総編集責任、高波利克、中山尋量編集担当『基礎薬学 I. 物理化学』東京化学同人 2024
  - 上原　知也著「第5章第5節セラノスティクス技術開発」辻真博、網代将彦編『医薬品モダリティにおける創薬技術開発と展望』株式会社情報機構 2024
  - 上原　知也著「第７章２画像診断」川西正祐、賀川義之、大井一弥編『図解腫瘍薬学』南山堂 2020

【特許】

- 特許第7370520号『放射性医薬』 2023
- 特許第7327762号『修飾抗体、および、放射性金属標識抗体』 2023
- 特許第7207740号『放射性薬剤』 2023
- 特許第6966741号『放射性標識薬剤』 2021